永遠

月と浅草の五重塔

いつもはのらない早朝の電車でうとうとしているときは、このままずうっと降りる駅に着かなければいいのにと思う。本当に、その瞬間が永遠に続いてもいいと思うほど、あのまどろみが好きだ。あのまどろみにいるときが、一番、永遠をのぞむ瞬間かもしれない。