「喪失の不安と怖れ」

smirnoff_ice2005-07-19

エピソード3をみた。

やっぱしキャラクターがいい。んだけど、全てが満遍なく洗練されすぎてて、途中、寝そうになり、いかんいかん!!! とがんばって寝ずにいた。途中、アナキンへのヨーダの言葉にはっとする。
自分の子を身ごもった最愛のパドメが、出産のときに命を落とすのではないかという不安にとりつかれたアナキンに向けた言葉。
「喪失の不安と怖れは暗黒面(ダークサイド)につながる」
心を強くし、不安に打ち勝つことだ。死は生の一部なのだから、受け入れること。執着は嫉妬と怒りをうむ・・・といったことを説得されるアナキン。

嗚呼、ほんとうに心を強くしなくては。たとえ、このうえない幸福を手に入れても、喪失の不安と怖れに負けてしまうような弱い心では、それを守ることはできないもの。卑近な問題にあてはめた我流な解釈をして、いたく感銘をうけてみたり。

結局、アナキンは、不安にも嫉妬にも怒りにも打ち勝てず、暗黒面へと落ちてしまい、パドメも死んでしまうのだが。

では、暗黒面とジェダイの違いはなんだろ???
結局戦争をしているので、殺しあっていることには変わらず、どちらが正義かなんてことは、彼らの行動からは判断できず・・・。
自分なりに解釈すると、違いは、「美」だった。暗黒面は、それとわかる雰囲気をただよわせている。では「美」とは何か? ・・・・それは、うまくいえないけど、あたりまえなようでわからない。

ちなみに、エピソード3は、父とみた。
なぜかしらないけど、スターウォーズは、親とみている。
ダースベイダーが「ゴゴーゴゴー」っていう場面と、ロボット(R2と3POかな・・・)しか覚えてないけど、「帝国の逆襲」(25年前?!)と、「エピソード1」を親とみた気がする。