バレンタインデーに同僚が急病

smirnoff_ice2005-02-18

最近、目が回る。寝るときや、朝起きるときに、ぐるぐると天井が回っている。寝返りをうったり、振り向いたり、下を向いたときにも。そのせいかよく転ぶ。ちょっとヤバイかなぁ・・・などと思っていた矢先、同僚が、倒れる。
そのちょっと前に、
「バレンタインのチョコを配るのがめんどくさい・・・気まずい。」という話をしていてた。
どうやら胃がギリギリと痛いらしい。息も絶え絶えで、苦しそうにしている。同じビル内にあった病院は2時間待ちなので、救急を受け入れてくれる病院へタクシーで行くことになった。
苦しそうな人を見ると、おろおろしてしまいがちなのだが、ハンドパワーとかあるかもしんないと無駄にさすってみたり。
病院につくと、救急なのにちっとも救急じゃなく、ずいぶん待たされたあげく、「観察室」というところへ通された。ざっと診察がはじまり、点滴を。
そこは、ベットと担架のあいのこみたいなのが何台か置かれていて、カーテンで仕切られているのだが、スペースがせまいため、距離がとても近く、隙間から、うっすらと見えてしまう。
右隣りの若い男性が、肺に穴があいているかなんかで空気を抜かなきゃいけないらしく、ちょっとおびえる。肺が小さくなっていて、肺と胸の間に空気がたまっていて・・・というような説明がされていた。手術が必要なのだが、一番高い68500円の部屋しかあいてないそうな。
「決心つきました?」
「だって仕方ないでしょ」
ものすごく大きな注射器のようなものをぶすりとさしているところがチラリと見えた。
ああ・・・ドラマみたい・・・。でも実際には、「救急病棟24時」みたいに、いつも緊迫感漂ってるわけじゃなく、システマティックな作業が淡々と行われている感じ。
左隣では、入院させたい付き添いと、医師のやりとりが微妙。
「私は、耳鼻科ですので、足の痛みに関しては、全く関係ありません。あごの痛みは、外科手術が必要というほどのことではないのですが、気になるようでしたら口腔歯科へいって下さい。こちらの病院には口腔歯科はないので、紹介状書きますので。」
次に別の医師が出てきて、
「私は、脳神経外科ですので、痛みの治療とは関係ないですが、どうしても不安で入院ということであれば、様子をみることはできます。ただ治療とは関係ないです。脳神経外科ですので」と。
専門化、細分化が進むテクノロジー

同僚は、急性の胃炎か胃潰瘍か、みたいなかんじで、とりあえず、回復したけれども、それにしても、ここ最近、ストレスやプレッシャーがいっぱいだった状況を間近でみていただけに、ここまで身体に忠実に現れる人体の不思議を実感してしまった。
人はもろいなぁ。
ああ、ほめられたい。癒されたい。いたわられたい。
なんて思ってると、藤木直人のビューネのCMを思い出してしまう。ビューネシリーズはやっぱり、2001年くらいにやっていた藤木直人のバージョンが一番しっくりくる。