海に入るの巻

海

海の中、すばらしい。シュノーケリングと体験ダイビング、できてよかった。いそぎんちゃくにくっついているちっちゃな「ニモ」もみれたし、ちょっとだけさわれたし。魚に指をかまれたり、魚肉ソーセージを持っていかれたりもした。

しかし、ダイビングの酸素ボンベは、重すぎて、バランスを失い、仰向けにひっくり返ってしまう。うらっかえしにひっくり返って、足をじたばた動かしている虫のように。

海に入った後に昼寝していたら、ホテルの部屋や全てのものが、海の中になっている夢をみた。色とりどりの魚が空気中に泳いでいるし、人の動きもふわふわ水の中。このまま夢の中だけで生きていきたいとか、久々に思ったりした。夢から醒めない夢。

宮古島はサメが多いときいていたけど、帰る前日のタクシーでは、サメのハナシをきいた。サメは5キロメートル先の血のにおいまでかぎつけるため、アンネ(すごいレトロな言い回し)の女性が防御しないで海に入ると、サメを呼び寄せてしまうんだそうだ。「神奈川の子」が襲われたのだとか。
「次男坊だったらナイチにおったけども、長男坊だからココでのんびりしておる」タクシーの運転手さん。
「明日からは島の人みたいにのんびりしておったらいかんよ」
といわれた。

そういえば、人口増加ナンバー1の県、沖縄。書店には、「沖縄へ移住」といった魅力的なコーナーが出来ている。半年でいいから、住んでみたい。宮古島のお店の人も、もともと地元の人と、ナイチから来た人とでは、なんとなく雰囲気が違う。こじゃれたお店の店員さんは、ナイチから来た人ばっかりだったようなきがする。