万華鏡

もよう

万華鏡専門店を見つけた。
ここ↓
http://www.brewster.co.jp/

アメリカのアンティーク調のお店で、骨董品屋さんだと思っていつも通り過ぎていた。じっくり、中に入ってみたら、売っているのは全て万華鏡だった。たしかにお店の看板には「kaleidoscope」ってかいてある。
望遠鏡のような大きな三脚つきの高級感あふれる木の万華鏡があった。とても高い。70万円とか。たしかに、除くと、とてもキレイ。繊細で精巧でキラキラしている。これを買ってしまう人に会ってみたい。閉じたごくごく小さな空間に広がる宇宙。のぞく穴が一つしかない万華鏡は、厳密には誰かと共有できない。究極の一人遊び。

作者の写真がはってあったりして、万華鏡界のなかのオーソリティーたち(多分)が勢ぞろい。絵をかくのでもなく、造形物を作るのでもなく、小さな穴からのぞく小宇宙を作る人たち。

そういえば、子どものころ、小さな赤いちりめんの布張りの万華鏡を持っていて、しょっちゅうのぞいていた。ビーズや糸くずが、裏側にみえるのに、レンズの中の世界は、めくるめく曼荼羅
いつまでも飽きずに眺めていた。どうなっているのか知りたくて、もしも飽きてしまっていらなくなったら、分解してやろうと思っていた。でも、ついに、分解することはなく、どこかへ行ってしまった。あの万華鏡はどこにいったのだろう。

びっくりするくらいきれいな星がみたい。