サンタクロースとサンニコラ

もち

サンタクロースは、中1まで信じてたの。でも、中学に入って、それを言ったら、みんなに馬鹿にされて、悲しかった。それで、サンタクロースは親だったって思うようになってしまったわ。

・・・というような人になりたい。というかこれからは、そういう人になろう。

最近、親との折り合いが悪くて、どうしようもない。このままだと、縁を切るとかそういう深刻な事態に発展しないとも限らないし、でもそれはそれで、いたい。たまには、おふくろの味が恋しいし、着物の着方を教わりたい。などと、もんもんとしていた結果、ひらめいた。今の状況を改善するための根本は、サンタクロースにあるのだ。

小学校2年生のときから、「サンタクロースなんかいるわけないじゃん」と豪語しながら、プレゼントをもらう子ども。かわいくない! それで2年後のプレゼントがリンゴ1個とチョコレートひとかけら(家にある食べかけ)だったことを嘆いてもしょうがない。「サンタクロースを信じる」という役割を果たせない子どもが、豪華なプレゼントをもらえるわけがない。

「サンタクロースがいない」という現実的な気付きを親に言ってしまうこと自体が甘えている。今、自分が、ありのままの自分を認めてほしいなどと思うことと同様に。

ちなみに、サンタクロースを中1まで信じていた女の子とは、ある人の高1のときの彼女。
「べつにかわいいとか思わなかった」そうだが、覚えていること自体に何らかのインパクトが! やっぱかわいいんだよ。

ちなみにちなみに、サンニコラとは、飢えた子どもたちを救った奇跡の人らしい。ベルギーやオランダには、サンニコラの日というのがあって、プレゼントがもらえる日なのだ。サンタクロースと区別がつきにくい半端な日程だ。3月とかだったらいいのに。ちなみにサンニコラの日は、私と保田圭の誕生日。保田圭をテレビでみたい。

小学校5年のときの担任の先生は「ちなみに」が口癖で、授業中に、ちなみにの数を数えている子がいた。机に「正正一」という落書きがいっぱいできていく。ちなみに先生は、今は教頭先生。その子は会議中に、同席している社内恋愛中の彼に「愛してる」と携帯メールを送る(しかも冷静な計算のもとで)ほどのやり手。
ちなんでいくと、話がどんどんずれるなぁ・・・。