精がつく

高麗人参

ちょっと久しぶりにヨガに参加したら、そこは高麗人参ジャンキーの集団になっていた。
ヨガが終わると、「くぅ〜、人参、注入しないと〜!」みたいな飢えた狼の群れのような独特な雰囲気で、足早にいつものお店(ディディアン)へ。
◆ディディアン
http://homepage3.nifty.com/didean/

初めて、高麗人参の刺身というものを食べた。一切れ。それで充分。
場の全員、とくに女子の頬が上気してきた。
「心臓がドキドキする」と皆が口々にいう。
高麗人参の刺身は、一見ごぼうのようだけれど、ごぼうよりもきめがこまかく濃厚で、ずしりと舌にからみつく。コクの塊のようなものがしみ込んでくる。
また、食べたい。あの濃厚さと上気する感じがくせになる。やみつきになるのがわかる。
「量産できたらいいのに」
「日本で栽培できないのかな」
たしかに。

「精がつく」という感じはいい。それを感じたとき、生命力がつくことををうれしく思っている自分が間違いなく存在している。

初めて高麗人参というものを食べたのは、たぶん、わりと最近のことだと思う。だけど、「高麗人参」って、日本史の時間にノートに何度も書き取った記憶があるから、なんだか、すごいもののような気がしていた。それを口にしたら、何かが起こりそうな。たしかに、納得。