拍手

海賊

グランディーバの公演をみにいった。
拍手というのは、本当にいいものをみたとき、楽しかったと思えたときには、自然と力強くなってしまうものらしい。夢中でみていて、そのときの自分の拍手の音にびっくりしてしまった。そんなにハリのある音が自分の手から出てしまうとは(何しろ、手が小さいので)。無理して拍手するときは、手が疲れるし痛いけど、そうでないときは、興奮のもっていき場を拍手にこめるしかなくて、たたかずにはいられない。

グランディーバの初の日本人ダンサー瀬川哲司さんのすばらしさといったら、言葉にいいつくせない。間近でジャンプしているのをみたら場の空気が変わってしまうのだ。鳥肌がたって一瞬で恋に落ちる感覚を味あわされてしまう。その場にいる人全員が。そして、本当にすごい人は謙虚でどんなときだって手を抜くことがない。