死体

うちから一番ちかいコンビニと公園の間の道路は、小動物がひかれるスポットみたいだ。ちょっと前にも、鳩がぺちゃんこにつぶれていたし、きのうの朝は、ぺちゃんこにつぶれたネズミを鳩がつついて食べていた。ぺろんぺろんの紙みたいになったネズミをクチバシからぶらさげているところをばっちりみてしまったので、ぞくぞくぞくぞく・・・。意識が飛んでいきそうになった。(この感覚って、ちょっとトランスっぽいのかしら? ・・・ちがうか。)

「鳩とネズミ、きもちわるかったなぁ」と思いながら(だったら思い出すなよってカンジだけど)、ボードレールの詩集をぱらぱらとめくっていたら、「死体」という詩があった。美しい恋人と一緒に、腐った死体を見てしまう。臭くて蛆虫だらけの死体を。そして、美しい恋人に、いずれあなたもこういう死体になるんだねっていう内容だった。