「冬のソナタ」の純愛

友だちに半年前から、はやくみろといわれていた「冬のソナタ」を、やっとみました。

http://www3.nhk.or.jp/kaigai/sonata/chara/01.html
(それにしても、韓国人の名前って覚えにくい・・・、いちいちサイトをチェックしないと、名前が出てこない)

第1回は、場面が高校なので、さすがに役者さんの年齢的に高校生役をやるのは、無理があるんじゃないか・・・っていううすいツッコミを全体にいれつつも、すっかりカン・ジュンサンにほれました。この少女漫画的シチュエーションは、たまりません。かっこいい。
しかし、第一話から、主役の男女が、異母兄妹だっていう伏線が入っていたのは、衝撃です(見間違いでなければ)。

「きょうだい」(異性の)愛と恋愛の関係は、複雑です。とくに、物語のなかでは。

あだち充 の『みゆき』とか、ドラマ『ひとつ屋根の下』とか吉村明美の『薔薇のために』とか・・・。もっと色々あった気がします。

でも、そのストーリーの特徴は、「きょうだい」として育った、もしくは、そう思っていたけど、実は違った、というものだったはず。「きょうだい」であり家族だからこそ、深いかかわりと微妙な恋愛感情が目覚めるけれど、「きょうだい」ゆえの禁断の愛という障害が物語をおもしろくしていて・・・。そう、私は、この手のホームドラマじたての恋愛モノが大好き。

それで思ったわけです。『冬のソナタ』は、逆なんじゃ?! 「きょうだい」で純愛っていう展開、微妙にキモチ悪いのです。もしかしたら、この伏線の解釈は、間違いかもしれないし、伏線自体がフェイントかもしれないので、何ともいえないですが、「きょうだい」って一体何なんだ?!

萌えビジネスのなかで、大きな位置を占めているのはいうまでもありません。
週刊わたしのおにいちゃん
http://www.wata-oni.net/
シスター・プリンセス 〜 お兄ちゃん大好き 〜」
http://www.mediaworks.co.jp/gamers_s/sispri/

・・・すごい。

以前、彼氏を「おにいちゃん」と呼ぶカップルに会ったことがありますが、妙にエロく感じました。きっと、そういったプレイなんでしょうけど。

ああ・・「きょうだい」って何なんだ?!

仮に好きな人に告白して、「妹のような存在で、恋愛対象としてはみれない」と言われたとしたら、確実にへこむと思います。だけど、「兄のような存在」とか「弟のような存在」っていうものには、あこがれるし・・・。

ああああ・・「きょうだい」って何なんだ?!

実際は、大きな存在感を持っているにもかかわらず、そこにセクシュアリティが介在しないかのような関係性がよいのかもしれません。
でも、ホンモノの兄妹、姉弟がいる人からみたら、「なにいってるの?!」みたいなハナシなのでしょう。