ホノルルマラソンと喪中

郵便配達の人は、たぶん、人の名前とポストの場所を記憶していると思う。
「あ、**さんならここね」って。

見知らぬ男性の名前の3通目の間違い郵便物が届いた。ちょっと前に。そして昨日もポストに投函しておくのを忘れてしまった・・・。家を出るときにいつも、ポストの位置をイメージしてみるのだけど、なぜか、歩いているときは別のことを考えてしまう。

1通目は、1年以上前に「私たち結婚しました」の新郎新婦のケーキカットの写真がプリントされたはがき。どうやら、あて先の男性が、新婦の方のお友だちで、その結婚パーティーのために色々準備したらしいお礼が書かれていた。住所自体は全く間違っていなかったので、部屋番号を間違えたのかもしれないと思い、マンションのお掃除をしているおじいさんに、無理やり押し付けてしまった。賃貸マンションのポストの部屋番号のところに、いちいち名前の札なんかをとりつけている人はいないので、不動産屋さんに確認しないとどうしようもないと思ったのだ。


そして、最近、またその男性への郵便物が、ポストに入っていた。広告のDM風だったので、一瞬、捨ててしまおうかと思ったが、よくみると、「ホノルルマラソン事務局」からの封書だった。もし、ホノルルマラソンにエントリーしていて、その書類だったりしたら、かなり重要かも・・・。と、少し重荷に・・・。
よく見ると、住所自体、間違っているし、マンション名も違っていた。明らかに、配達間違い。これは、ポストに投函しなおそう。
と思いつつ、数日がたつ。

そして、数日後、今度は、喪中のはがきがポストに入っていた。女性名のお父様が亡くなったらしい。そして、手書きで「パーティーのお礼を伝える機会を失ってしまいました。来年もよろしくね」と・・・。これは、1年ちょっと前の新婦で、その結婚パーティーのお礼なんだろうか? さすがに、新婦の名前まで覚えていない・・・。違うような気もする・・・。パーティーの達人なんだろうか・・・。と、もんもんとしてしまう。
そして、今日まで数日間、かばんのなかに、その男性への間違い郵便物を入れっぱなし。気付くと、ホノルルマラソンが終わってる・・・。嗚呼・・・。

今日こそ、絶対投函。