菓子912

菓子ガラスケース

突然、「小さい棚」を預かることになって、荷物が届いた。
しばらく、自由に使ってよいそうだ。

「小さい棚」・・・デカい。
配達の人が、運ぶ段になって「一人では運べないから、助っ人を呼ぶのでちょっと待ってください」といって待たされたくらい、デカい。そして重い。
部屋の中に入るか微妙で、共用の廊下に置いていかれそうになったので、なんとかひきとめて中に入れてもらった。

厳重に梱包されたそれには、「菓子ガラスケース」と書いてある。かわいらしい。

梱包をとくのと配置と片付けに、半日かけて、やっと狭い部屋を何とか生活できる状態にした。棚は、趣のある感じのいい棚だった。昭和初期のお菓子屋さんにあったそうだ。古い木の感じはいいなぁ。

はじめは、「小さい棚」の所有者をちょっと恨んだけど(小さくないし)、菓子ケース効果で、部屋の空気がよいかんじに変った気がする。センスいい。脱帽。たとえ、地震で倒れて棚の下敷きになって死んでも本望だわ。でもやっぱり、広い部屋に住みたい。