ハラキリ

柿をむく

朝、起きなきゃ・・・と思って、テレビをつけてごろごろしていたら、つけたチャンネルがたまたまNHKで、政見放送をやっていた。
夢うつつのなか、「・・・よって、小泉純一郎腹を切って死ぬべきである」というのを連呼する気合のはいった声がきこえてきて、それは、マタヨシみつお(イエス)という人だった。
http://yes.kazamidori.net/
何なのだ一体・・・。

ハラキリといえば、身近に、お腹を切って臨死体験した人がいる。心臓が数分とまったという。
それは、出産時におこったことで、急に目の前が真っ赤になって、「これは、死ぬなぁ」と思ったそうだ。死んだら、旦那は、すぐに再婚するだろうから、いいや。でも、お母さんが悲しむだろうな、3歳の子どもも自分がいなかったらどうなるだろう。やっぱり死ぬわけにいかない。と思って、必死の思いで、「たすけてください」と、医者に訴えて、すぐに手術がはじまった。
意識がとぎれとぎれのなか、暗いトンネルのなかを、ずうっと進んでいる感じで、赤ちゃんは、あっちの世界にいってしまったのだなということがわかったけど、自分は行くわけにいかない、という意識をもちつづけていたそうだ。そして、喉がカラカラにかわいて目が覚めた。
・・・というのが、臨死体験の内容。

これを体験したのは母で、3歳の子どもというのは私。子どもの頃、『小学4年生』とかに載っていた臨死体験の情報は、「お花畑のなかにいたら死んだおばあさんが、手ふっていた」とかそんな楽園みたいな場面ばかりだってので、その臨死体験バナシを聞いて、も、、、もしや、ウチの母親は地獄に行くのでは・・・と、母の死後のことが心配でたまらず、幼い胸を痛めていたものだ。今、読んでいる本によると、トンネルは最も一般的な体験なのだそうで、一安心。あの頃の私に教えてあげたい。

しかし、このとき、すごく不思議なよい話がある。母は実家に帰って、田舎の病院で出産したのだが、母が危険な状態に陥ったとき、実は他の女性が前々から予定していた手術をするところだったのだ。食事をぬいて、手術を受ける準備をして、今、まさに手術室へ運ばれていこうしているときに、緊急に母が運ばれてきた。医者のほうも準備がととのっていたから、すぐに手術に入れて母は助かった。このタイミングがちょっとでもずれて、予定していた女性の手術が始まっていたら、手遅れになっていただろう。
そして、その女性は、学校の先生をしていた母の祖父の教え子だったそうだ。母は、おじいちゃんが守ってくれたんだなぁ、と言っている。