保険

よーく考えよー♪ お金は大事だよー♪ うーう♪ うーう♪

一時期、疳の虫がついたようなヒステリックな子どもの歌声が、頭の中をまわってまわって困った。(CMのバージョンが変わってよかった・・・。)

精神的な保険として・・・、

「試験勉強してる?」「ぜんぜんやってない」といいながら、実はガリガリはやってる。「ガリガリ」と「ぜんぜん」の差が保険。そういうことやってた時期もある・・・。いやなヤツ。

恋愛してても、いつでも別れてもいいように、あんまり好きにならないようにしとくっていってた人がいた。好きにならないようにする心がけが保険。分かる気がする。

大江健三郎が、何かのインタビューで、いつでも最悪の事態を想定しておく子どもだったと言っていた。ぬか喜びしないようにかける保険。私もそうだったかも。うれしいことがおこりそうでも、浮かれないようにぐぐっとガマン。かわいくない・・・。

保険がおりない事態がのぞましいのだけど、保険をかけておいたからといって、想定した事態に陥ったときの苦痛は大して変わらない。
そのうえ、保険をかけることで、支払った代償のほうが大きかった。例えば、かわいげのない子どもだったとか、素直に喜ぶ方法を忘れてしまったとか、目が悪いせいだけでなく眉間にしわがよりやすくなったとか。自分の能力の120%増しに見せるみたいなアッピールが出来なくなったとか。

ってことに、気付いたのは、二十歳過ぎてからで、それまでは、そういうスタンスが賢いと思っていた。もったいない・・・。それも昔の話。

何でそんなことを思い出したかというと、最近行った占いで、「今は低迷期」っていわれたせいだ。低迷期って思いながら生きていくのってどうだろう。
低迷期は、17か月前からはじまっていて、あと1年半は続くんだそうだ。聞いてもいないのに「仕事も嫌だろうけど、今やめてもパワーがないので転職先もみつからない」とか、、、もろもろ。
そんなことをきくために並んだんじゃ・・・。
正直、はじめは、すごくがっかりしたし、激しい厭世観と倦怠感にとらわれてしまったけど、だんだん、ラクチンになってきた。
期待することもなくなって、ただ、今やるべきことをやって、乗り切っていければいいやみたいな感じで、落ち着いた気がする。雑念がなくなったというか。
あんなに、無駄な保険ばっかりかけていたのに、最近は、無駄な投資というより逃避ばっかりしちゃってたみたい。宝くじを買ってはずれて一喜一憂するみたいな。一発逆転みたいなのを期待してた。でも、「anan」にそういう特集があった。「人生の一発逆転をねらう」http://anan.magazine.co.jp/issue/bn.jsp?shiCd=AN&gosu=1404


今年に入ってから、占いに使ったお金で、iPodとか買えちゃうかも・・・。
(お金は大事だよーーーーーーーーーーーーー♪)
でも金運は悪くないって手相の勉強してる人にいわれたことがある。
嗚呼・・・。迷える子羊をお救いください。アーメン。でもどの占いも当たってた。だって当たり前のことを言ってるんだもん。