あとは、ただ祈るだけ

smirnoff_ice2005-08-23

8月の頭に、奥多摩のほうへ滝行に行ってきた。
滝に打たれるのだが、その行為が、ちょっとおかしい。
「ハラエドノオオカミ〜〜〜〜ハラエドノオオカミ〜〜〜〜」と叫びながら、滝にうたれる。「エイサーエイサー」とか唱えながら準備運動。
神聖な儀式のはずなのだが・・・。笑いをこらえるのに必死。指導してくれる神主さんは、フンドシだし・・・。自分たちは、幽霊みたいな白装束だし。滝にうたれている瞬間の顔がおもしろい。必死の形相。冷たいからね。
結果、非常にすっきりした。また行きたい。

滝に向かう山道の途中、神主さんが、
「ここから結界ですから、少し空気が変わってきます」
などといっていたが、それは、たしかに実感した。滝の近辺は、きもちがひきしまるような、透明になるようなそんな空気なのだ。


(東京にずーーーっといると、どうしても、マッサージやら岩盤浴ゲルマニウム温浴なんかに行きたくなるが、ちょっと、自然のなかに出たりすると、それほど、いかなくてすむみたい。ただし、その貯蓄は、1ヶ月ともたない。)


あれやこれやと悩んで、くるしんで、じたばたして、ここまできた。
悩むの趣味ですか?・・・というくらいに。たぶん、癖。
そして、これからも、たぶん・・・。

それでも、わかったことは、あとは、ただ祈るだけ。
心や体がバランスを失わないように・・・とか。思いが、流れにさからわずに、するするとのっていけるように・・・とか。くるしみがしずまるように・・・とか。楽しめるように・・・とか。人によろこびをあげられるように・・・とか。思いやりをもてるように・・・とか。やるべきことをやれるように・・・とか。